「essence」のものづくりは暮らしの豊かさを問うことから始まります。
住宅設備品は通常、丈夫で機能的、変わらずにあることが最も意識されますが
豊かさとは「ずっと同じであること」と同意なのでしょうか。
変化は時間の経過を表す指標であり、重ねた暮らしを投影するもの。
人も物も、変わることで一歩進んだ経験の足跡を見出すことができる。
「ずっと同じであること」が、良しとされる一つの価値観であるのならば
「時間と共に変化すること」は、暮らしの豊かな記憶を刻む一つの価値観かもしれない。
私達はそこに、ものづくりの軸を置きたいと考えました。
多くを生産し消費していくような物ではなく、
長く使い込む程に愛着が増し、価値を高めていくものを。
同じ製品が、設置された場や環境ごとに違う変化を紡ぐ。
作り手が情熱をかけて製作し、送り出した製品を
使い手が、慈しみ使い続けることにより
日々の暮らしに喜びと心地よさを感じることができる、
そんな提案をしたいと考えています。
暮らしの中で喜びを育てる。
使い続けることで芽生えてくる愛着感。
今日の生活の手応えは、明日の豊かさにきっと続いている。
毎日の暮らしを豊かにする”要素 -essence- ”。
私たちが提案したい原点を、ブランド名に込めています。
経年による製品の変化は、時の経過を表す指標であり
現在につなぐ証(あかし)と言えます。
暮らしと共にある道具だからこそ、各々の暮らしに添うように変化を重ねることで「飽きずに長く、愛着を感じながら付きあってもらえる」ことをモノづくりの基本倫理としています。
天然素材や、永続的な素材に注目しています。
普遍的で常に少しづつ新しい、人の生活を長く支えてきた素材。
暮らしの時間を共に過ごし、時には意に沿わない変化を起こしながらもゆっくりと空間を形作っていく、
変化=Aging(エイジング)=熟成と考え、重ねていく時とともに
味わいを深める「育つ素材」。
設置した時が「完成」なのではなく、その家ごとの暮らしに寄り添い
その家ごとの個性が出来上がっていくことが理想です。
私たちの求める「心地よい」という尺度には、言葉では言い表せない微妙なバランスで「日本的」なファクターを有しています。
欧米化した生活にも「和」を求めたり、新しい中にも「馴染み」や「こなれ」を必要としたり。
ふと、暮らしの中で求めてしまう感覚や物事の微妙な味わい。
それは同じ風土で暮らすことで培われる価値観であり、
日本の職人技だからこそ共有できるモノの精度なのだと考えます。
お好みの洗面器や手洗器、水栓金具
通常はあまり選択肢のない給排水部品まで。
設置環境やお好みのイメージで、パフォーマンスを最大化するユニットを構築できます。
水栓にはそれぞれ用途を想定した特徴があります。
少しクラシックなデザインや横水栓など個性派水栓を多く提案しています。
空間を魅力的にするのは趣味や少しのこだわりです。
多様なラインナップから選べる洗面・手洗器で水周りを素敵に。
設備品を覆わないコーディネイトが多いエッセンスのユニットには給排水部品にも「見せる」要素が必要なのです。
水栓や鉢器とコーディネイトすることで、空間をより印象的に特徴付ける天然素材の部品を揃えました。サイズオーダーもあります。
快適に設置・使用していただくためのエッセンスオリジナルの専用部品。
ありそうなのに、業界に今まで無かった「解決部品」の開発も得意です。
開発当時、設備品業界では「普通ではなかった」提案のあれこれ。
今では一般化したコトも多いのです。